世界的に有名な観光スポットが存在する京都は、花見の人気スポットも多いです。
春になると美しい京都の桜を見物しに、国内外から多くの観光客が訪れます。花見スポットの人気ランキングで常に上位に入るのが仁和寺です。
仁和寺は京都市右京区御室にある寺で、真言宗御室派の総本山になります。本尊は阿弥陀如来で、寺の創立者は宇多天皇です。仁和寺は世界遺産にも登録されています。皇室とも縁がある仁和寺は桜の名所でもあり、春になると美しい満開の桜を楽しむことができます。様々な種類の桜が咲きますが、特に有名なのが御室桜です。仁和寺には御室桜が約200本もあります。
御室桜は他の桜よりも開花が遅いため、京都では見納めの桜になります。仁和寺の境内には御室桜のほかに15種類の桜が咲いています。
最初の仁王門を過ぎると、紅紫色の美しい大沢桜も楽しめます。
御室桜は丈が低く根本から枝が張っているので、目線の高さで桜の花を堪能できます。
淡いピンクの桜は良い香りを漂わせているので、リフレッシュ効果を感じる人も多いです。
京の桜といえば、淀川河川公園背割堤地区もよく知られています。桜のトンネルが約1.4kmも続き、毎年多くの人が満開の桜のトンネルを楽しんでいます。約25mの高さがある展望塔からは、桜並木を一望でできます。
淀川河川公園背割堤地区の桜の見頃は4月上旬で、毎年約50万人の人が訪れます。
元離宮二条城も根強い人気があります。
大政奉還で有名な二条城ですが、美しい庭園も全国的に知られています。
二の丸御殿は家康と秀頼の会見でも知られた武家風書院造の建物です。
部屋には狩野派の作品があり、美しい彫刻や装飾品が桃山文を現在に伝えています。二の丸庭園は書院造庭園で、本丸庭園も高い評価を受けています。
京都府立植物園は家族連れやカップルで賑わう桜の名スポットです。入場料が安いので、桜の時期になると多くのファミリーが訪れます。園内は掃除が行き届き、きれいに整備されています。車椅子やベビーカーでも移動しやすいため、高齢者の花見客も多いです。中央に芝生のエリアがあるので、お弁当を持参して食べる人もいます。
鴨川公園は、散策をしながら桜を楽しめる名スポットです。鴨川堤防を使用した公園で、散策道をのんびりと歩きながら花見ができます。花見スポットの中では穴場なので、比較的楽に桜の花を楽しむことができます。川の音を聞きながら桜を眺めることができるのも、鴨川公園の特長です。