映画や時代劇に登場する侍は、日本人には非常に馴染み深い存在です。海外での人気も高く、忍者と並んで日本を代表する存在として知られています。
そんな侍の歴史を紹介する美術館が京都にあります。京都は長らく日本の都で、政治や経済、文化の中心地として繁栄していました。平安時代から江戸時代が終わるまで、多くの侍が暮していたのです。朝廷の有力貴族に使える下級官人のことを指していた言葉ですが、次第に武芸に秀でた武士のことを指す言葉として定着しました。
京都にある侍の歴史を紹介する美術館は、京都 侍忍者ミュージアムです。阪急線の湯河原町駅からは徒歩3分、京阪線の祇園四条駅からは徒歩で7分程の場所にあります。様々な体験ができるので、地元の人々を始めとして国内外から大勢の観光客が訪れるスポットです。
京都 侍忍者ミュージアムでは、様々なサムライ体験を行うことができます。まず、鎧や兜を着て実際の武将の姿になって写真を撮影する体験です。武士の鎧や兜はなかなか身に付けるチャンスはないので、貴重な経験になります。次に侍の歴史を知るショートツアーも開催されています。どんな生活をしていたのかを詳しく知ることができます。それから本物の日本刀を知る体験や刀さばきの基本を学ぶ講座などもあります。侍と忍者に関するクイズに答えるメニューもあり、楽しみながら歴史や文化を学べます。
その他にも忍者体験も行われており、忍者スーツを着て忍びになりきったり手裏剣投げの修行をするといった体験もできます。弓矢のトレーニングをしたり、集中力を高めるドローン修行などもあります。忍びの極意を学ぶ忍者講座などもあるので、ワクワクするような経験を積むことができます。
そして本物の刀を使って試し切りをする体験などもあります。袴に着替えて武道に精通した先生からレッスンを受けられるようになっています。その上で、筒状に丸められた畳を本物の刀を使って斬るのです。本物の刀を目にする機会はあっても、それを実際に使うことは一生に一度あるかないかといったところでしょう。そのため京都 侍忍者ミュージアムを訪れた際には、ぜひ体験しておきたいものです。
お子さんと一緒に家族で参加できる修行体験などもあります。家族で旅行に訪れた際などに最適で、家族で一緒に袴姿になって模造刀を身に付けて記念撮影をします。手裏剣体験や忍者吹き矢体験などもできるので、お子さん達が気に入るのは間違いありません。