京都市バケットリスト2021として、伏見稲荷大社が出られます。これから京都を訪問することがあれば、是非とも立ち寄ってみたいところと言えるでしょう。京都には数多くの神社がありますが、それぞれに特色があります。その中でもお稲荷さんとしても親しまれている伏見稲荷退社は、全国に約3万社ほどある稲荷神社の総本宮となっています。その歴史は何と平安遷都よりも古いとされていて、711年に創建されました。商売繁盛や家内安全などのご利益があるとされていて、一年を通し数多くの参拝者が訪れます。海外旅行者からも人気であり、外国人の人気の日本観光スポットランキングにも常に上位に位置しています。
このように大人気の伏見稲荷大社ですが、一番の見所は千本鳥居と言えるでしょう。朱色に塗られた鳥居がずらりと連なり、その光景は圧巻の一言です。江戸時代以降には願い事が通るようにと、また通ったお礼を込めて、鳥居を奉納する習慣が広まりました。これにより、千本鳥居が誕生したのです。このように参拝者の思いがこもっていることがわかり、なんと現在では境内全域に約1万基が並んでいるとされています。横から見ると隙間なく並んでいる様子がよくわかることでしょう。
また境内を歩くと分かりますが、様々なキツネの像に出会うことができます。楼門の前には狛犬の代わりに狛キツネが鎮座していて、向かって右側が玉、左側は鍵を加えているのが特徴です。その他にも稲穂をくわえているキツネや、着物、宝物をくわえているなど、様々な格好をしている狐が鎮座しているため、これらをチェックしてみるのもよいでしょう。絵馬にも可愛らしい狐があしらわれていて、願い事と一緒に表情を自由に描くスタイルとなっています。
そして鳥居のトンネルを抜けると、奥社奉拝所にはおもかる石と呼ばれるものがあります。願い事を思いながら、その石を持ち上げて、予想よりも軽かった場合には願いが叶うとされています。この辺りで引き返してしまう人が多いですが、境内は非常に広く、稲荷山の全体が信仰の対象です。標高は233メートル、1周は約4kmほどです。随所にご利益があるとされるお社や見所があるため、お山巡りを体験するのも良いでしょう。その際には歩きやすいスニーカーなどを履き、水分補給用の飲み物を持参すると安心です。頂上には一ノ峰上社があり、ここには末広神と讃えられる神様が祀られています。末広がりということもあり、縁起もよく、お参りをすると何もかもがうまく行くかもしれません。